ピンポンパンポーン
しばらくぶりの更新になってしまいました。
丸々1ヶ月空いてしまった・・・。この1ヶ月はハードコアを極めに極めておりました。
みなさんもお元気でしたか??
毎朝の移動中の習慣ができたなんて声もいただきとても嬉しかったです。
日常のど中はこしあん、ことこしあん日記をまた定期的に更新していきます。
月曜日、木曜日と週に2回くらいのペースを考えております。
みなさんの日常のちょっとしたところで読んでいただけたら幸いでございますぜ。
この1ヶ月間の中でもねえ、いろんなデキゴトがあったのだけれど鮮度が落ちてしまった・・・。
とりあえず、虫歯はかなり改善され残り9本となりましたよ☆
そんな今回は先ほどの出来事「無くした地獄のーとが見つかって、地獄」です。
○
久しぶりにポッカリと休みの日が生まれた。
昨日も休みだったはずが事務作業や諸々を進めなきゃ、と気づいたら深夜3時になっていた。
その後、アニメイトのアニメ店長の熱きソウルを受け継げし幡ヶ谷ニキことヒゴニキ(謎の文字列のフィーバーすまん)と通話しながらスマブラで闘った。
1対1でもまさに”大乱闘”。
「オイィ、土屋、俺はアチいぜ。まさに手に汗握る闘いだなァ」と例年稀に見るアツさを体現までしてくれる熱き漢に感謝しながら、私も全力で炎や雷のPSIを駆使しながら闘った。
「土屋は明日なんか予定あるんかァ?」。
その質問になぜか私は心の底から格好つけたくなってしまった。
「あぁ〜、映画観てDJのイベント行こっかな〜って思ってます」。
おお〜かましたねえ〜、良いじゃんクールだねぇ〜、良いじゃない時には、ねえ?いけいけいけ〜!
しかし、相手はアツき漢ヒゴニキ、通用しなかった。彼は真っ直ぐに一言「さすが、クリエイターって感じだなァ」と。
恥ずかしっっ!!!!!!
シンプルにクールな印象をそっと添えたい気持ちが、思いがけずクリエイターアピールという方向へと繋がってしまった。
心胆寒からしめる、そんなことになるブーメランはやはり心の奥底にそっと置いておくべきである。
その挙句、私は翌日(今日)寝坊した。もちろん映画は観られなかった。
ただただ、休日前夜に朝までスマブラをしただけの人である。
まあ、火花散る闘いを久しぶりに楽しめたことだし、これはこれでいっか!
いいわけない!!
私はとりあえず起きてすぐ外に出る準備をして、とにかくすぐに外に出た。
出不精of出不精の人間はこうでもしないと深夜になってしまうのだから。(現在お昼の14:30)
○
渋谷まで家から15km。その道中を自転車で走るのが大好きだ。
しかし、今日の天気予報は雨だということで心をブロックして電車に揺られ街へ向かった。
電車はやはり苦手だ。しかし、今日は月に一回の大イベント「BOTCH!」の日なのである。
私の大好きなアニメ「たまこまーけっと」のサントラも手がけられたマニュアルオブエラーズの山口さんのDJイベントだ。
ここでしか聴けない音楽がある。私はこのイベントの大ファンである。
電車に揺られてやっとこさ渋谷にたどり着いた。
そして、すぐにスカートの曲を流す。ODD TAXIのアルバムver。
去年まで渋谷でバイトをしていて、どうやらもう習慣として身体が覚えている。
ウィーンと電車のドアが開きホームに降りた瞬間にポッと再生ボタンを押す。
人混みに紛れながらももっと関係ない、僕は背景になって君に撮っちゃ所詮ゴミ処理でいられるのがなんだか心地よいのだ。
東急の手前、嵯峨屋でふらっと蕎麦を啜ろうかと考えたが断念。
まっ過ぐにベローチェへと向かった。
私はベローチェが大好きだ。パルコの裏側にあるあのお店はイイ感じに人が居ない。
なんだか今日初めてのテンションが生まれてくる・・・!
ミニスクランブルを抜けて奥渋手前にたどり着くとズデーンと目の前に屹立するベローチェ。
いやあ、この外から見てもわかる店内の照明の暗さよ。
時代に流れてしまった𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬…のフォントが脳内で復活する。
ベローチェ松濤店って・・・、店舗名までステキ。
しょうとう
【松濤】
波のように聞こえる松風の音。
だってさ!イイ・・・、素敵すぎるよ・・・。
結局作業をしていないと落ち着かないのでその時間まで没頭することにした。
○
無くした地獄ノートが見つかって、地獄。
ええ、もうこの一行に限ります。
DJイベント「BOTCH!」の開催地、宇田川町の喫茶SMiLE。
このお店とはいろんなご縁があり、私もバンドでここでライブをさせていただいている。
イベントを観に行ったり、実際に演奏もさせていただいている場所だ。
そして、前回のライブでショルダーバッグを忘れたことをずっと回収できていなかった。
その中に入っていたのがそう・・・林田球先生の「大ダーク」1、2巻。
そして・・・、私の心の丈までもが殴り書きされている通称「地獄ノート」・・・!!!
なぜ、地獄なのか。それは他者にもし見られたら地獄だからってことである。
ひゃー~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ーーーーーーーーーー「」「」「」「」「」
かっこも動転してしまうほどの、THE心胆さむからである。
それも、お店に入った瞬間にそれを思い出したのである。
○
第一章「忘れ物の確認」
お店に入りDJの方々に会釈挨拶をし、スッとカウンターへ。
いつもの店主さんではなく、この間少し挨拶だけをしてほぼ初めましての方だった。
これが吉と出るか凶と出るか・・・!?
あのぉ、ちっこいバッグの忘れ物ありませんでしたか・・・?
すると、tough travelerと刺繍されたmy bagが現れた。
久しぶり!!(涙)
第二章「再会」
久しぶり!!もう涙の再会である。
それこそこのバッグをかけてどれだけの距離をチャリンコで走っただろうか。
君が僕をtough travelerにしてくれた。
まず、再会を心より味わった。
第三章「地獄」
もう自分から言った。
「いやあ、この中には本当に誰にも見せられない地獄のノートが入ってまして・・・ハハ・・・」。
ミッキーのような軽やかなスタッカートなんてついていない。最早、子音がちゃんと発生していたかさえも怪しい。
すると店員さんは一言──。
あぁ、あれ土屋さんのだったんですねえ。
第四章「話を逸らす」
大きく話を逸らした。こんなにハンドルって回るのってくらい、話を逸らした。
「この大ダークって漫画って知ってます〜〜?」。
最早明るい人間だった。立ち回りがいけしゃあしゃあといっても許される、ちゃんと明るい人間であった。
すると店員さんはまさかの出版社の方でもあり話が盛り上がった。
というか、シンプルに話が盛り上がり楽しかった。
思い返せば、ここ数ヶ月バンドメンバーやその周りの方々とくらいしか話していなかったから新鮮であった。
外、楽しい。
○
きっと思い込みだ。また考えすぎでしかないのだろう。
「あれ、土屋さんのだったんですね」は行間を読み取ればどれだけでも怖い想像はできてしまうが、きっと「”あのカバン”、土屋さんのだったんですね」だからセーフセーフ!おれの中のみんな、落ち着いて〜〜!
今日のDJも本当に素晴らしかった。
もしかしたらクラブなような場所をイメージされている方もいるかもしれないが、もっと落ち着いた喫茶に近い雰囲気である。
着席して聴き込み、気になったら席を立ってジャケを見させてもらう。
アニメ「たまこまーけっと」のサントラは本当に擦り切れるくらいに聴いている。
高校生くらいの時からなので、最早あのアルバムは私にとってのスタンダードである。
日常アニメのサントラなのに、非常にワールドミュージックであり、そしてモンドでストレンジなのだ。
山口さんは私たちのバンドの音楽をヨーロッパとか西海岸の雰囲気をすごく感じると言ってくれたが、それは実際あのアルバムの影響であろう。
そんな、山口さんのDJでbuttering trioのRefugee Songが流れた。
音が流れた瞬間に「はっっっ」とした。未だにサブスクの年間上位に組み込む大好きな曲だ。
そして、この曲を知っている人に初めて出会った。嬉しかった・・・。
この曲はまさに私にとっての”宇田川町ソング”なのである。
え〜〜、知ってるの〜〜?と山口さんも嬉しそうにしてくれ、こういうぐうぜんが生む共鳴って”外”にしかない。改めてそう感じた。
部屋だと結局一人なのだ。そこで掘り進めるのも楽しいけれど、こうやって広がりが生まれるとやっぱり嬉しい。
それはマニアックな音楽だけでなく、あそこの中華の〇〇が美味しいだとか、もっとありふれたことの共鳴でも。
その時にこのイベント名をふと思い出した。
「BOTCH!」。
どんな気持ちで名づけられたか、その真意はわからないがこのイベントで体感できる感情としてはまさしく「!」なのだ。
発見や探究心、つまりはワクワクの「!」はいつまでも大切にしていきたい、そう思いながら終電ギリギリの雨降る夜道を走った。
○
帰宅して地獄ノートを開いた。
うげェェェエエエエエエエ。
いや、溜飲上がりまくりのくそが!!という事件を心理学や経済の流れとどう関わって発生しているのか分析してみたり、己のプライベートofプライベートの嘆きという嘆きの数々が・・・。
これをもし自分が拾って見ちゃった側だったら、渡す時に何とは言わないが思わず深く1頷きはしてしまうかもしれない。
無くした地獄ノートが見つかって、地獄。
結局その地獄らも塗り替えていかなければならない、という教訓である。
ぐへ〜〜〜〜〜〜。
みなさんも共にそれぞれの日常ハードコアを進んでいきましょう。
そして、その交わる1点がライブです。その時までそれぞれの今握っている世界線で闘っていこうぜ!