こしあん日記(Koshiahh’s Diary)

MURABANKU。の土屋慈人の日常系。日常の真ん中はこしあん日記

レコードで身体が再生される(07.21)

やっと家でレコードが聴けるようになった。そして、それからの私の日常は大きく一変した。変な言い方になってしまうが、あの私がアラーム前に目が覚めるようになったのだ。Quality of lifeってそういうことですか?ねえ。いつかは横文字先生〜とか思っちゃってて、すんませんでしたね。

 

スッと目が覚めた瞬間に、右手の人差し指でレコードの再生ボタンを押す。布団の真横に機器を設置しているため瞬間的に再生ボタンが押せるという天才的なシステムを構築したのだ。そして、私は当たり前の顔をしてケトルでお湯を沸かし布団の上でストレッチをする。ん?何?どうした??

 

 

最近は、阿佐ヶ谷のオントエンリズムストアで買ったとあるレコードを毎朝ずっとかけている。それを聴くことがね、本当に楽しみなのだ。

いつも朝に寝て昼前に出発する私にとって朝の時間は非常に短く、尊いものなのだ。その時間をより豊かにしてくれるのがレコードである。

 

私はレコード屋さん、またはレコード屋さんの人が昔から好きだ。あの時の直接的な会話があってこそ、今の音楽的な自分が形成されているほどだ。

 

この間、オントエンリズムストアに立ち寄った際は結局店主のアツシさんと4時間ほど雑談をしてしまった。やっぱりおもしろい!何がおもしろいってくだらないことや、普通スルーしてしまうようなどうでも良いことを真面目に不真面目お喋りできるのだ。そして、自分がかっこいいと思う自転車のカスタムなどの話もできるなんて・・・尊い時間である。

 

「朝起きて一発目におすすめのレコードを教えてください」とアツシさんにお願いしてみた。するとこれまたおもしろい、自分はふら〜と言ったつもりが大喜利のお題のように受け取ってくれて、フリップならぬ円盤で応えてくれた。

そのレコードがまさに朝一にイイ!!!(このレコードが何かはまだ内緒だ!)

 

自分のへなちょこな部屋で聴くレコードがこんなにアトラクションだとは思わなかった。イヤホンかヘッドホンか機器からそのまま再生させるくらいだったので、スピーカーで、そしてレコード聴くという、聴き方一つでこうも変わるとは。自分のレコード棚を見ると驚いた。こんなに自分の趣味ばかりのレコードが揃っているなんて・・・!

 

”それは当たり前である”ときむらきょうやさんの声がどこかから聞こえた時にハッとした。

 

「あれ?おれこの4年間、視聴しかしてなくね?」

 

 

そう、私は上京してからずっとレコード機器をゲットできず、ただただ視聴してるだけの人間であった。

両手でも持ち上げられないくらいのレコードは持っているのに、私はお店で視聴した部分しか聴いていなかった。また、ジャケ買いしたモノに関してはそこまで言葉を体現する必要はないのに、ま・じ・でジャケ買いしたという状況であった。

 

だからこそ、一枚一枚聴くと感動するよ。

あぁ、上京したての時にハイファイで買ったレコード...!!あぁ、これはコロナがまだ続く頃のツアー時、実家の近くのアビーロード(レコ屋)で買ったやつ...、あぁ、これはDJで聴いて探して買ったやつ...!!

 

 

珍しいことにここ最近全くゲームをしていない。かつてはスプラトゥーンで上位3%(諸説あり)に組み込んだあの私が、こんなに長い期間コントローラーを置く、そんな未来がやってくるとは。今はとにかく音楽に集中している。それがめちゃくちゃ楽しい。この半年から遠い先の未来に辿り着くためのデロリアンを作るのだ。

 

お互いそれぞれの日常ハードコアを極めてまいりましょう。

そして、音楽に関わらず作ったモノの上でハイタッチをしよう。

日常のど真ん中はこしあん日記、不定期でやってくぜ。