こしあん日記(Koshiahh’s Diary)

MURABANKU。の土屋慈人の日常系

ウェッサイ(01.30)

朝の7:30。7時間寝たということにして家を出る。

またもや青梅街道を自転車でひた走り、西荻窪へと向かう。

今日は朝からスタジオに入るのだ。

 

 

到着すると既に彼は到着しており、朝マックを嗜みながら自分達はもしかしたらウェッサイなのかもしれない?と言う話題になった。

 

ウェッサイとは、ウエストサイド、つまりはアメリカの西海岸のことだ。

(今更、東西を分けるような表現はしたくないが、音楽のルーツとしてリスペクトがあるため、敢えてジャンルとして取り上げたいと思う。)

 

と言うのも、先日のMVを色々考える中で、ふと自分が仲良くなりやすい傾向のある人を浮かべると「ロサンゼルス」というこれまた思いがけないワードが共通する気がした。

ニューヨークへの憧れもあるが、LAに対するきっと大間違いなのだが、謎の親近感があるのだ。

 

そんな、自分がふと思ったことを話していると、彼も何かに共鳴してくれ話してくれた。

早朝の西荻マックの出会い頭にウェッサイについての話になるとは。なにやら面白い1日の始まりである。

 

 

去年、マニュアルオブエラーズの山口優さんの作業場けんレコードショップに奇跡的にお邪魔させていただいた。

「これ、やばいっしょ」と次々に本当にやばい!曲をかけてくれて、私のこめかみで花火は鳴りまくった。ぱちーーーん!!と。本当に最高な時間であった。

 

その中で、私の音楽のルーツはディズニーのトラッドジャズだったりするという話をしていると「君はウエストコーストが好きなんだ」と。

そのときには低い声で「あ〜〜」と、確かに言われてみれば?そうなのかも?とぼんやり自覚した。

 

ジャズの中でも、ウエストコーストだとハリウッドが近い影響もあり、より洗練された音楽が多いのだ。

私はごった煮の楽しい音楽が好きだ。しかし、もっと要素を分解していくといろんな発見があった。

ごった煮を洗練させた音楽が好きなのだ。

リスナーとして聴くのは好きなのだが、ソロと言うソロをあまり作る曲でやりたいと思わないのはここにあるかもしれない。

 

しかし、その言葉がずっと自分の中に残った。このちょっとしたモヤモヤの手に乗るサイズの雲。この中にきっと何かの答えがあるはずだ。そう思った。

 

 

今の日本の音楽シーンが正直あまりわかっていないところがある。

そんな中、改めて自分の好きな音楽シーンはどこだろうって考えてみた。

すると辿り着いたのがロサンゼルスの音楽シーンであったのだ。

 

ルイスコールにサムゲンデル、そしてジェイコブマンから続くMOONCHILDなどなどなど。

 

そのときにピーーーーーーーーンときた!!!

あのときの山口さんの一言が。

なるほど、そういうことだったのか・・・!!

 

確かに、私の中では、初期のウォルトディズニー作品の音楽とルイスコールの音楽はまっすぐ同じ直線で繋がっているのである。

語弊があるかもしれないが、そう、とても近い「びびび」があるのだ。

 

お洒落というよりも、無理をしていない。バカであり洒脱していてカッケェ〜!のである。

自然体のまま、なんか変、なあのバランスがやっぱイケてる。

狙われた変ほどむず痒いものはない。

 

それに、最近LAに住むピース綾部YOUTUBEばっかり観ていた。

なんなんだ。無意識のままにとてつもなくLAに引き寄せられている・・・!?

そこで自分たちの青梅街道で育ませている音楽をやってみたら、一体どうなるんだろうな。

 

くぅぅ、こりゃ「スリル」だぜ。

な〜んて妄想をずっとしている。

 

 

早朝のスタジオ練習が終わり、近くのタイ料理屋へ。

ずっと何でもない話を駄弁りながら、気づいたら3時間ほど経っていた。

それから、チェとマックへ行き、車の中でアレンジを少し考え店内で作業をバ〜〜っと進ませた。

 

武蔵関のマックは非常に落ち着いており、現在コラボで流れているオードリーのラジオ♯2がよく聴こえた。

あ、そういえば彼らの青春時代を過ごした場所も東京のウェッサイだ。

やっぱよりキャラの濃ゆい独特な物が生み出される傾向があるのかなあと思いながら、着物ダブチババアに思いを馳せた。