こしあん日記(Koshiahh’s Diary)

MURABANKU。の土屋慈人の日常系

サマソニに出る、その前に ①

なんと今年のサマソニへの出演が決まった。しかも、場所はビーチステージの砂浜。なんということだ。まさに、”妄想が作る川海へつづく”。かねてから妄想していたことが、本当に現実に動き始めている。なんということだ。

これは、本当に愛知で活動を始めてから、また上京してからの今の今まで、いろんな方の協力やアイディア、そして応援があったからこそ現れたステージ(ボス戦)なのです。その感謝の意をここに記させていただきます。

 

ところがどっこい!やったぜやったぜ!とうつつを抜かし過ぎていると後で痛い目をみるだけだ!(過去26年間んがそう言っている)

今、進めているものを着実に進めていくだけである。そんな私は現在、ミスタードーナツにサイゼイヤにベローチェを日々行き来し、ミルクティのカフェインに揺蕩いながら色んなものづくりに没頭し生きている。今回はそんな日々のとある話。

 

サマソニに出演が本当に決まった日、私はミスドに居た。

そして、その時私の思ったことをその時流れ、そのままでお伝えしたいと思う。

 

①え、newjeansと対バンするってこと!?

②え、鬼のように自慢、しちゃお〜〜!!??

③よーーし!友人アカウントにて仄かな”匂わせ”ストーリーズを、投下しちゃお〜〜〜っと!!!!!!!

 

Fooooooooo!!!!!

私に巣食うミーハー鬼が騎乗している鬼馬に鞭を叩いて高らかにしている。

そして、妹にも電話をかけた。

 

「兄貴、newjeansと、対バンします!」

 

 

うるさい!!!!!!(鬼:ドテーーーー)

私の叫びにびっくりしたミーハー鬼はAKIRAのように上手く回りきれず、鬼馬と共に転倒した。落ち着け落ち着けと私は鬼を治め、冷静になって考えた。

 

サマソニ出演が決まってまずやること。

んん〜〜〜。

あ・・・!!(ピコン!)

 

そうだ、幼馴染に会おう。

 

 

S君。彼は小中の同級生で部活も同じ(ヲタクの巣窟と言われていた)バレー部で共に偏った青春かっこハテナを過ごしてきた友人だ。

彼とはヲタクの同期と言っても過言でない。目的のためなら体力を度外視で共に没頭するものへ打ち込んだ。

 

中学生のある日「名古屋まで行こう」と言われた。月1000円のお小遣いで少年週刊ジャンプを買って終わってしまうお小遣いであったため「交通費含めてそんなお金ない」と私は返した。するとS君は「いや、自転車で行けばいいやん」と。

 

今考えると、実家・小牧〜名古屋まで14kmもあり中学生にしてはハード。しかし、「コイツは天才だ」と当時の私は完全に脱帽した。(尚、S君は本物の天才であり、後に東大へ行くのであった)

中学の校章の貼られたヘルメットを被りながら〜栄のJUMP SHOP〜名駅アニメイト〜と自転車をモリモリ漕いで「ぬらりひょんの孫」の特典カードを回収した。その時に私は確信した。「全部チャリンコにすればお金が浮く!」。お金は貯めるよりも、体力を持って浮かすのだ。

それから十数年、まさかこの思想が26歳まで根付くとは誰も思っていないだろう。(浮かしたお金でゲームを買っている・・・)

 

彼はこのことを覚えているだろうか。他にも我々の中には共通した”ダサい”と感じるものがあった。

モテようとする人、場を見出す人、流行に乗ってるだけの人、そして付き合っている人。

 

怖いでしょ?タイムスリップできたら諭したい、彼らをね!

「これがね、後にぜ〜んぶ別の形のブーメランとなり返ってくるんだお☆」と。

中学生の彼らは何も知らなかった。しかし、何故かそのまんまで居てしまったのだ、だいぶ先の未来まで。なのでその後、S君はどうだったか、それぞれの答え合わせをしたかったのだ。

 

S君と数年ぶりにマックで会う──展開に入ると思ったでしょう!まだ入らない!

何故、このタイミングまで「会う」ということができなかったかというと、理由は2つある。

 

①馴れ合いはしないプロの友好関係

S君の他にも当時仲良かったメンバーがもう一人二人といた。しかし「友人はいつも胸(ココ)に・・・」といったプロのフレンドでいるため、わざわざ会うというのも無粋 of無粋なのだ!それぞれの世界線で生きて、また何かの縁で交わる、その一点で会おうやぁと無意識にお互い感じているため連絡をしばらく取っていない。

 

②「バンドマンの同級生」という響き

最悪の言葉でしょ!!??逃れられぬ運命なのです。バイト先で「この人はバンドマンで〜」と紹介されたらすかさず「音楽家DESU!!」と名乗るようにしている。というか、バンドマンが私も苦手、怖い、帰りたい(完)。

もし、私が今をどのようにして生きているか分からない「バンドマンの同級生」と久々に会うには敷居が高すぎる。そして、別の同級生と噂するであろう、彼は一体今どうしているのだろうか、と。

即ち、そういうことで謎の後ろめたさや申し訳なさもあり疎遠となっていた。

 

が!!!

 

サマソニに出るバンドマンの同級生」となれば、どうだ!!

 

プッ!とゲートが光る予感が少しした。

相手がある程度安心した上で会えるぞ・・・!と。

 

 

遠くの窓を見るともう陽が落ちていた。もうこんな時間かとラインを開くと「もうすぐ新宿につく」とS君から。金欠故マックでも良いかと返信すると「全然アリw」と。楽だ・・・。そう思いながらドリンクバーにて〆の水を一飲みし、ピカデリー近くのサイゼリヤを出た。

 

あの頃、何聴いてたっけなとライブラリを漁っているといい曲があった。

クリスタルケイ「ONE」。私は爆音でその曲をDSiでなく、iPhoneでヘッドホンで聴きながら南口へと向かった。

 

 

次回、S君としばらくぶりの再会を果たしこの数年の答え合わせが───